2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

カント「道徳形而上学原論」(岩波文庫)第二章81〜88段落

−道徳性の最高原理としての意志の自律−(81)意志の自律という原則は、意志自身に内包されている性質と言える。だから、意志の自律の原理は「意欲が何かを選択する場合には、その選択の格律が当の意欲そのもののなかに、同時に普遍的法則として含まれている…

カント「道徳形而上学原論」(岩波文庫)第二章79(127頁4行目)〜80段落

(79)道徳性は自律的な普遍的立法を行う意志と行為との関係の中に存在するという。自律的意志によって導かれる行為は道徳的に許容されるし、そうでない行為は道徳的に否定される。 また、意志の格律が何の操作も無しに必然的に自律の法則と合致するとしたら…

カント「道徳形而上学原論」(岩波文庫)第二章78〜79段落(127頁4行目まで)

(78)理性的存在者とその他の存在者を区別する要因は、自分自身に目的を設定するという特性にあるという。このような目的が善意思の本質であるとも言う。 この場合の目的というのは、個別の存在者が想定する一般的な用法での”目的”(「学校を卒業するために…

カント「道徳形而上学原論」(岩波文庫)第二章76〜77段落

(76)これまでの(74)(75)段落で確認した方式の通りに確認をすると、全ての格律は普遍的法則を自らに与えるという意味の「立法」をすることによって、この現実の社会関係においても「目的の国」と調和すべきであると捉える。「目的の国」というのは実践…

痒い

例の奴ですが、今月は大不振。言い訳はいっぱいありますが、例えば講義が始まった。複数の教科書を読み進めてる。などなどありますが、弟がPS3をもらってきたということも無関係とは言えません。では takumazumiの本棚2011年04月アイテム数:11 ヨーロッパ社…