復活したー
恒例行事
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今月の一冊
凄く良かった。表題でなんとなく毛嫌いしていた自分を恥じたい。
哲学史の新しい捉え方、といった内容。
普通、哲学史では古代ー中世ー近代(ー現代)というような区切りをしているが、木田先生は「ソクラテス以前ープラトン以降ーニーチェ以降(ソクラテス以前の復古)」という捉え方をしている。そしてこの「プラトン以降」を「哲学」とし、「ニーチェ以降」を「反哲学」という立場で捉え直している。
長々と説明を加えようと思ったが、どうも陳腐にしかならないのでやめた。ただ、解説の三浦雅士も言うように、元々が口述のものであるためか、文章の強弱がはっきりしていて、リズムよく読める。その分、詳細な説明が省かれているため、完全な初学者向けとは言えないかも知れないが、凄く筋の通った「哲学史解説」はこれまでの「哲学史」書の中で一番楽しく読めた。
哲学史の新しい捉え方、といった内容。
普通、哲学史では古代ー中世ー近代(ー現代)というような区切りをしているが、木田先生は「ソクラテス以前ープラトン以降ーニーチェ以降(ソクラテス以前の復古)」という捉え方をしている。そしてこの「プラトン以降」を「哲学」とし、「ニーチェ以降」を「反哲学」という立場で捉え直している。
長々と説明を加えようと思ったが、どうも陳腐にしかならないのでやめた。ただ、解説の三浦雅士も言うように、元々が口述のものであるためか、文章の強弱がはっきりしていて、リズムよく読める。その分、詳細な説明が省かれているため、完全な初学者向けとは言えないかも知れないが、凄く筋の通った「哲学史解説」はこれまでの「哲学史」書の中で一番楽しく読めた。
これは凄い良い本でしたねー。たまーに核をがつーーーーーーんとやられる本があるのですが、これは間違いなくその一冊でした。うんうん。