1月

さあ1月も終わりました。ようやくネット回線も復旧したので自分だけが「しっかりとやらねば」と思ってるこれやっときます

takumazumiの本棚
2011年01月
アイテム数:24
援交から革命へ―多面的解説集
宮台 真司
読了日:01月03日
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透きとおった悪
ジャン ボードリヤール
読了日:01月04日
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太陽の季節 (新潮文庫)
石原 慎太郎
読了日:01月04日
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うつくしい子ども
石田 衣良
読了日:01月05日
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芸術闘争論
村上 隆
読了日:01月08日
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家族八景 (新潮文庫)
筒井 康隆
読了日:01月11日
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日本経済図説 (岩波新書)
宮崎 勇,本庄 真
読了日:01月13日
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倫理21
柄谷 行人
読了日:01月13日
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椎名林檎の求め方
落合 真司
読了日:01月13日
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ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))
上遠野 浩平
読了日:01月14日
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クォンタム・ファミリーズ
東 浩紀
読了日:01月15日
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池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)
石田 衣良
読了日:01月21日
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リボンステークス (小学館文庫)
須藤 靖貴
読了日:01月26日
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若者殺しの時代 (講談社現代新書)
堀井 憲一郎
読了日:01月27日
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・今月の一冊

今月読んだ中で特によかったやつを取り上げるという文化度の高い一節となっています。

今月の一冊は 村上隆「芸術闘争論」 です。

何がいいか。

例えば僕なんて言うのは美術館もまともに行ったこともないし、芸術とかよくわからん、そんな人間です。でも面白い本だった。それはなぜか。

ブクログで引用もしてるのですが、

アーティストが自分の芸術的なものを引っ張り出そうと思うのなら、どうか日本式自由神話から脱出してください。内向的な作品、私小説的な作品は絶対ダメです。

という一節が全てを表しております。
僕がいわゆる芸術に対して興味がわかない、場合によっては拒絶さえするのは、村上さんの言う「日本式自由神話」が所以であるわけです。「知らんわ、勝手に表現してろよ」と反発したくなるわけです。
「日本式自由神話」、つまり「自分の内面の表出こそが崇高であり、芸術の絶対的根本原理である」というようなものだと理解しているのですが、これが誤りだと村上さんは仰るわけです。
その上で、現代美術というのはそのような自由神話の中で戯れるのではなく、一定のコンテクストを理解した上で行われる「ゲーム」のようなものだと言うのです。
僕にはこれが良く響きまして、そういうものなら楽しく観れそうじゃんとか偉そうに思いました。

まあとにかく読んでください。美術に興味のある人よりも、僕と同じ感じで美術に興味の無い人におすすめです。


・今月の一曲

僕、普段からiPhoneに入ってる自分の知ってる曲しか聴かない駄目な人で、「アルバムに入ってて全然聴いたことない曲」とかざらにあるんですが、これもそのうちの一つでした。が、なんとなく聴きましたところ何故か不意に刺さって、取り立てて可愛い彼女ができたとか、せめて好きな人くらい出来れば、「まあそういう心境の変化もあり得るよね」と思えたものの、まあこれは作曲センスの良さということで落ち着けましょう。


それではまた。